ピザパーティはBBQと並んで人気のアウトドアパーティ料理です。ピザはピザ窯がなくても作れます。ダッチオーブン、フライイパン、スキレット、メスティン、飯盒、アルミホイールなどを使って焼くことができます。もっとワイルドにいくなら、薄めの石を使って焼くことができます。スーパーで生地を探して現地で焼けばOKです。お好きな具材とトマトソース、チーズを持っていけば、すぐに完成します。強力粉、薄力粉、塩、砂糖があれば、生地からでも生地が作れます。

ピザのルーツを探っていくと、古代エジプトにまで遡ります。紀元前3000年頃にまで遡ります。ピザのルーツは、イタリアではありません。小麦を挽いて粉にして、水で溶いたものを焼くという食文化は、メソポタミア文明発祥といわれていますが、それが古代エジプトに伝わり、小麦粉を水で溶いたものを発酵させて焼く、というパンに進化しました。古代エジプト人が作ったパンは、平らな丸い形に成形し、石窯に貼り付けて焼くというものでした。まさにこれがピザの原型です。イタリアで、現在のピザに近いものが作られたのは16世紀のことです。小麦粉ベースの生地に、にんにく、ラード、塩などを加えて焼いたものが始まりだと言われています。現在のフォカッチャに近いもののようです。トマトがトッピングに使われるようになってから、イタリアで「ＰＩＺＺＡ」と呼ばれるようになりました。16世紀後半から17世紀にイタリア南部でトマトが栽培されるようになり、また続いて、水牛の乳を原料にしたモッツァレラチーズもナポリ近郊で誕生しました。ピザのトッピングにトマトとモッツァレラチーズ、その美味しいメニューは、ナポリの町に瞬く間に広まったようです。日本にピザが登場したのは、東京オリンピック以降の1960年代。宅配ピザは1985年に登場しました。