【横須賀田浦キャンプサイト】は、駅から近くて便利な場所にあるプライベートキャンプサイトです。JR「田浦」駅を降りたら、徒歩たったの5分もかからずに現地に到着します。途中上りの階段はありますが、汗が噴き出すようなレベルではなく、「ちょいちょい」と言ったところです。もともとは自然林ですから、ここでは、ブッシュクラフトや野営がお楽しみいただけます。北向き斜面ですので、日陰から木漏れ日がさすような感じです。山頂に上ると見晴らしがさっと開けます。田浦エリアの入り組んだ地形や海まで見渡すことができます。【横須賀田浦キャンプサイト】は、眺めのいい場所や陰にこもるようなしっとり落ち着いた空気間の場所まで、サイト内によっても場所によって違った趣があります。キャンプサイトのすぐ横には街灯の灯る階段があって、うっそうとした真っ暗な森にならないのは、女子キャンにもお勧めできる理由のひとつです。とても静かなエリアですので、まったりのんびりと過ごすにはお勧めの場所だと思います。傾斜もありますが、緩やかな場所にはテントを張ることができますし、木々のありますので、ハンモックを持参してゆらゆら揺れるのも楽しいのではないでしょうか？

横須賀の地形は丘陵が多く、入り組んだ地形が特徴ですが、横須賀は、全国一トンネルが多い街でもあります。JR田浦駅は両側をトンネルで挟まれた駅として有名な駅です。JR田浦駅は、明治37年（1904）に開設されました。駅はトンネルに挟まれ、現在の11両編成の電車では、ホームに止まりきれないため、ドアが開かない車両があるという全国でも珍しい駅です。JR田浦駅の横須賀駅側に、明治・大正・昭和に造られた三つのトンネルが並んでいます。中央のトンネル（下り線）は、明治22年（1889）の横須賀線開通時に完成した最も古いトンネルです。上り線の美しいれんが造りのトンネルは、複線化に伴い大正13年（1924）に増設されました。一番大きいトンネルは、昭和18年（1943）軍需輸送の引き込み線用として造られたものです。駅の高架から三つのトンネルを見ることができます。このトンネルには、長い歳月と自然が作り出した風格を感じることができます。JR田浦駅周辺は、昔は鎌を失うほど草が繁茂していたため、「失鎌（しっかま）」と呼ばれていましたが、蒸気機関車の「釜を失う」に繋がることから、同じ発音の「七釜」に文字を変えてトンネルの名前にしたといわれています。当時この地には駅（停車場）はなく人家もほとんどないところでした。田浦駅ができたのは、日露戦争が激しさを加えてきた明治37年(1904)のことで、駅舎は海側だけであったようです。交通も不便で人家もほとんどなく、明治22年(1889)、横須賀線がこの海岸近くの谷間をとおり横須賀へと通じるようになったエリアです。JR田浦駅は、海側が表玄関であったようで、今とは向きが逆になっています。JR田浦駅のホームの屋根の構造も古いままで、戦前に作られたものだそうです。歴史を感じることができるこの駅舎も魅力の一つになっています。 田浦は山が海に迫り平地が狭い地域ですが、地図で見ると、駅のすぐそばに港があることにびっくりさせられます。幕末の1866年（慶応元年）に作られた横須賀造船所や明治政府が横須賀鎮守府を設置したあたりから賑わうようになり、戦前は軍都横須賀の一地域として発展した歴史を持っています。戦後は東京、横浜のベッドタウンとしても発展したエリアですが、現在は過疎化が進む代表格として認識されるようになりました。徒歩圏内には、「かながわ花の名所100選」にも選ばれている田浦梅の里もあります。２月中旬から ３月中旬にかけて紅梅・白梅が見頃を迎え、田浦梅林まつりが行われます。展望台からは、横浜、東京、千葉を広く見渡すことができます。アスレチック遊具や芝生の広場もあり、お子さんも楽しんでいただけると思います。

【ブッシュクラフトキャンプサイト】