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本格的な野営体験がおすすめ!予約ができるブッシュクラフト・キャンプ場【マイキャンプ】  

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ABOUT THE FOREST
 

 
 
 
 
 
◆世界から評価が高い日本の野山
 

日本人が考える日本の魅力と、外国人観光客が考える魅力との間にはギャップがあります。日本人にとって当たり前のことに多くの外国人は目を向けています。たとえば国土の67%を森林が占め、自然が豊かであることは、外国人観光客はとても魅力的に感じているようです。森林の割合が多くを占めていることは、世界的に稀なことです。豊富な水資源があり、美しい景観と豊かな生物多様性を持っていることは、世界的に見ればとても稀有な国であるということです。日本列島は森林大国で、変化に富んだ山と川と海があり、豊かな自然に恵まれていることが特徴です。日本は小さな島国ですが、地形や気候の変化が大きく、多様な自然が大きな魅力です。

しかし、残念ながら、多くの日本人はそのことに気づいていません。そして、日本を旅する際に、まず外国人旅行者が意識するポイントは、日本が安全な土地であることです。あなたは、アメリカの片田舎でブッシュクラフトをすることに怖さを感じませんか?フィリピンの奥地でキャンプができますか?日本の野山には、山賊がいるわけではありませんから、山の中に入って過ごすキャンプをすることは、決して危険なことではありません。これはとてもすごいことなのです。

日本では、5~6万年の旧石器時代から縄文時代を経て、現代に至るまで、人々は森の恵みを受けながら生活し、木の文化を築いてきました。里山に住んだ経験のある方や、幼いころ山の中で育ったという方は「森林」というものが身近なものとして感じているかもしれませんが、東京や大阪のような都市での生活しかしたことのない方にとって「森林」は少し遠い存在なのかもしれません。特に都会育ちの方には、森の中に立ち入る経験はとても新鮮な経験になると思います。世界から評価の高い日本の野山にぜひトライしていただきたいと思います。

 
 
◆日本は森林大国
 

日本の森林は約2500万haで、国土面積に占める森林率は、先進国の中ではフィンランドに次いで2番目となっています。森林は多種多様な生物が棲息する場であり、生物の多様性を維持しています。そして、森林は土壌に根を張ることで、土砂崩壊等を防いでくれています。さらに、森林は日本の温室効果ガスの吸収源として大きな役割を担っていて、国土を災害から守り、私たちが安全で快適な生活をおくるために欠かせない環境を整えてくれています。

日本は全国的に十分な降水量があるため、樹木が育つのに適した風土になっています。つまり、全国どこでも樹木が育つ環境です。水平方向に見れば、沖縄の亜熱帯から北海道東部の亜寒帯までの多様な気候を持っていますし、森林もそれに応じて多様になります。垂直方向に見ると、狭い国土に3000m級の山を持ち、急峻な地形であるため、低地帯~高山帯まで、高度に応じて気候環境が変化し、森林もそれに応じて多種多様な新種で構成されています。四季ごとに表情を変える「日本の自然の野山」は、世界から見れば、かなり魅力的なものに映っているようです。

 
 
◆森の中は涼しい。
 

森の中を歩くと涼しくさわやかです。森林の枝や葉は日光を遮断し、森林内の温度が上昇するのを 防ぎます。樹木は、根から吸い上げた水分を葉から大気中に蒸発させます。これを蒸散(じょうさん)と呼び、気化熱によって森林内は涼しくなります。雨は、 樹冠の葉でとらえられ、静かに樹幹を流れます。重なるようにしげる葉や、複雑な形をした幹から水分が蒸発し、これらの気化熱によって森林内はますます涼し くなります。林床には落ち葉が厚く積もり、熱を地中に伝えるのを防ぎます。森林からは、このようにして冷たい水が流れます。植物も蒸散によって周囲を冷却しています。植物は気温が高くなると体内の水を水蒸気として大気中に拡散します。 これを「蒸散」と言いますが、この水蒸気が蒸発するとき気化熱によって周囲の空気が冷却されます。 植物は体内の余分な水分を蒸発させることで自身と周りの空気の両方を冷却しています。樹木の下では、樹冠の陰と葉の蒸散作用によって気温や地表面温度が下がります。木陰は葉っぱが太陽に熱せられ中の水分が気化熱になって葉っぱの熱を奪う形で蒸発します。 これにより葉っぱの裏側が冷えるため木陰は人体に向けて輻射熱を発生しないので涼しく感じます。

 
 
◆森の中が過ごしやすい理由
 

太陽からの熱量を100とすると、樹木の蒸散によってうばわれるのは約60%、地表に届くのはわずか40%ほどにすぎません。また、地面の熱は夜になるとどんどん外へと逃げますが、樹木の枝や葉があることで熱が遮断され、熱の発散を防ぎ、気温が急激に下がるのを防いでいます。ですから、森は都会に比べて寒暖差が少なく、過ごしやすいのです。木が熱を伝えにくい理由は、木にたくさんふくまれている空気にあります。木には小さいあながたくさんあいていて、そこに空気が入っています。空気は、熱をたいへん伝えにくいのです。木が温かく感じるのにも理由があります。木によって、含んでいる空気の量は違います。軽い木には、穴がたくさんあり、たくさん空気が含まれています。キリやスギの木は、空気を多く含む木なので、触ると温かく感じます。一方、ケヤキやブナは、空気をそれほど含まないので、ケヤキの柱やテーブルなどを触ると、ややひんやり感じます。木がある環境では心が和みます。部屋の中が金属で囲われた部屋は、牢獄のような冷たさを感じて早くその場を立ち去りたい衝動に駆られますが、ウッディーな素材の家具や建材で作られた部屋は居心地がよく、ずっとそこに居たくなるものです。葉っぱの緑は心理的に心を安らげてくれる色です。真っ赤な部屋の中では長時間過ごせない野と逆に、緑の空間では人は心を静めて穏やかに過ごすことができます。

 
 
◆森の役割
 

森は木の蒸散作用によって夏の気温を低下させたり、地球の気温の変化を緩やかにしたりする働きがあります。 また樹冠(樹木の上部で葉が茂っている部分)による、ちりやほこりの吸収や汚染物質の吸収、防音効果なども備えていて、快適な生活環境の形成に貢献しています。森にはたくさんの役割があります。

1.地球温暖化の防止
地球温暖化は、大気中に存在する二酸化炭素などの温室効果ガスの濃度が上昇することが原因だと考えられています。森の木々は二酸化炭素を吸収するので、地球温暖化を抑える働きをしています。植物には、半永久的に利用可能な太陽からの光エネルギーを利用して、大気中の二酸化炭素を有機物として固定するという重要な働きがあり、特に樹木は幹や枝などの形で大量の炭素を蓄えています。近年、二酸化炭素などの温室効果ガスが増えたことによって、地球の平均気温が上昇していくという地球温暖化問題に対して、全世界が取り組んでいます。日本の温室効果ガス排出削減の目標達成のためにも、日本の森林を保護することは、地球レベルで貢献することにつながっています。

2.生態系の保護
森には樹木だけでなく、草花やコケといった植物、菌類、微生物、昆虫、鳥類、爬虫類、哺乳類などの様々な動物が生息しています。森林は多種多様な動植物が生息する場所であり、生態系の保護は、結果的に私たち人間が生存していくための土台作りをしてくれています。森は、自然に生きる多様な動植物の生態を守っています。土の養分は川を伝って海に運ばれていき、川や海の生物にも栄養を育んでいます。森が死滅すると、川や海も死に絶えます。全ての生物が自然の生態系の中で絶妙なバランスを保ちながら生きています。森林を守ることは、私たち人間が生きていくうえで大切なことです。

3.災害から守る
森林にある落ち葉や落枝は、土の栄養となり木の根を丈夫にします。丈夫な木の根は大雨の際に山崩れを防ぎます。森林の低層にある草花は、雨水を受け止めるため、雨水の衝撃が直に山肌にあたらないようにする役割があります。山の樹木は、地中にしっかり根を張っていて土や石をつかまえているので、土が流されないよう斜面につなぎとめる働きをしています。山に木が生えていないと、大雨が降った時に山の土が雨で削り取られたり、土や石が流れ出して土石流となり、災害につながる可能性があります。また、山の樹木は台風や潮風など風による災害からも私たちを守ってくれています。

4.水を蓄える
降り注ぐ雨は、森林の木々によって優しく受け止められ、大地に浸透します。森の土は有機物や様々な生物によってスポンジのような構造をしているため、裸地と比べて雨水を地中に浸透させる力が約3倍もあります。雨水はその後、土壌でろ過され、山に貯水され、必要に応じて川や海へと流れていきます。この機能は「水源かん養」といい、干ばつや洪水を防ぐ役目があります。川の水の量を一定に保つ役割もあります。森の土にしみこんだ水は、土の中を通って行く間に浄化されてきれいになり、私たちの飲み水にもなっています。

5.豊かな食材の宝庫
きのこ、山菜など様々な食材を私たちにも恵んでくれています。「フードフォレスト」という言葉がありますが、森は食材の宝庫で、無農薬栽培農業を行うのに適した場所としてとらえられるようになってきました。森には自然の生態系があるため、化学肥料や農薬を持ち込まなくても、優れた土壌のおかげで半永久的に繰り返し生産ができる循環型資源として私たちの生活を支えてくれます。

6.木材資源の宝庫
森林は木材を切り出して、家を建てる際の材料になります。輸入の木材で家を建てるよりも、その地域で育った木材は、風土に合っているため、海外から輸入された建材と比較して、丈夫で腐りにくく、家を長持ちさせることにもつながります。日本の木材を使って住宅を建てることは、私たち人間も自然循環のサイクルに加わることにもつながっており、地域経済を循環させるだけでなく、地球の環境保護にも貢献していることになります。

6.人に安らぎを与えてくれる
森林は、美しい景色、川のせせらぎやすがすがしい空気など、人に安らぎを与えてくれます。精神的ストレスや肉体的疲労を感じている人にとって、森は5感の面で安らぎや癒しを与えてくれる空間であり、また科学的にも樹木が発散する揮発性物質が人間に影響を与えてくれていることが研究によって明らかにされています。

7.人を健康にしてくれる
森の成分は、人を健康にして、長寿をもたらしてくれることがわかっています。このことから最近では、森林浴や森林セラピーなどが注目されています。森林で過ごすことによる健康効果がいくつも、明らかになっていますストレスホルモンが減少し、交感神経活動が抑制され、副交感神経活動が高まり、高血圧が改善され、脈拍数が低下します。NK活性細胞が活性化し、免疫機能が向上し、抗がんタンパク質が増加します。精神が落ち着き、リラックスし、身体の痛み等の自覚症状のも改善します。森に入ることで、自然は直接的に私たちを健康にしてくれます。

8.企業の人材育成
森の中で、自然に触れる体験をすれば、学びに対する意欲向上、または道徳観や正義感の形成につながるというデータがあり、教育の場としての役割も期待されています。近年では、企業が人材育成プログラムを実施するようにもなりました。企業が人材研修を森で行う理由は、会社から離れることで、自分たちを客観的に見られること。何もしないで、ただそこにいるだけで、新しいアイデアが浮かんだり、反省点が見いだせたりすると言われています。チームで山に入って数日間滞在することで、助け合いの精神からチームワークが芽生え、ぎくしゃくした関係性が改善され、人間関係が向上すると言われています。

9.自分と向き合う学びの場
森は、自分自身と向き合う場面としては最も優れた場所です。誰とも話さず、ただ、そこにいるだけで瞑想と同じ効果を生み出します。「静中に動あり、動中に静あり」と言いますが、何もしないことで、頭の中はどんどん回転します。それは、結果的に自分自身を見つめなおすことになります。誰かに強制されるわけでなく、ありのままの自分を客観的に見ることができることで、それは個人の成長を促し、よりよい未来のための、一つの節目になるようです。

10.有事や災害の際の避難場所
日常生活において都会は便利な場所ですが、ひとたび何かが起これば、そこは地獄絵図になる可能性があります。電気ガス水道などのインフラが止まり、交通機関も麻痺し、スーパーやコンビニの棚からは食料がなくなります。しばらくの間は供給もされません。建物も崩壊するかもしれません。たくさんの人たちが行き場を失って狂乱状態になります。日本は災害大国です。いつ何が起こるかわかりません。世界情勢の影響を受けて戦場と化す可能性もゼロではありません。数日間は自衛隊の救援作業も期待できません。生存のためには数日間は自力で生き延びなければなりません。避難所生活を強いられても、そこにも別のトラブルが発生します。避難所は犯罪の宝庫です。山に逃げ込むのが一番安全かもしれません。

 
 
 
 
 

 
 
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