友達同士なら互いに気を使う必要もあります。ファミリーキャンプなら家族サービスとして頑張る必要もあります。でも、ソロキャンプなら、こうしたわずらわしさから解放されることになります。共に行く人がいないといので「寂しい」と思うのは入門したての最初の頃だけです。同行者といちいちスケジュールの調整をする必要もありません。装備や道具について話し合う必要もありません。思い立った時に、キャンプへ行けるという自由気ままさがソロキャンプの魅力です。

ソロキャンプは1人で泊まるので、注意すべきことがたくさんあります。ですが、ある程度キャンプをしたことがある方なら比較的簡単にソロキャンプデビューすることができるものです。グループでのキャンプと違う1人だからこそ楽しめるソロキャンプの魅力をここで紹介します。

ソロキャンパーに大切なのは設営、撤収、さらには焚き火やバーベキューの火起こしまで、全て1人でできるようになっている必要があります。ソロキャンプはすぐに頼れる人は自分しかいないので各種キャンプ用品のあ使い方、トラブルが起きたときの対処方法をマスターしておく必要があります。グループのキャンプと比べると設営やレイアウト、料理と全て1人で作業するので慣れないと時間に追われ大変ですが、徐々に作業は効率よくこなせるようになりますし、1人で準備する大変さも楽しいと思えるようになっていくものです。自分の好きな場所で好きなようにテントを張れるので安全確認も自分自身でしっかり行うようにしましょう。体調管理にも気をつけましょう。キャンプに行くときの持ち物リストには、ファーストエイドセット、常備薬を加えておきましょう。ベテランキャンパーになるとあえて各種キャンプ用品の持ち込み料を減らしたり寝袋、タープだけという最低限の装備でタープ泊をしたりとかなり自由なキャンプスタイルなってくるものです。ソロでキャンプに行くと言っても、区画割りされたキャンプ場で、すぐ隣にもキャンパーがいるような環境は、残念ながら似非（えせ）でしょう。周りに「俺はキャンプにひとりで行くよ！」と言っている人がいたら、聞いてみましょう。キャンプの醍醐味は、やはり自然の中でひとりで過ごす醍醐味です。ソロキャンプは、病みつきになる可能性がありますので、ご注意ください。責任は負いません。