「ある日、突然、電気がなくなった!」あなたは不自由生活に耐えられますか?世界に起こっている出来事に気づいて調べてみると、そこに食料危機・エネルギー危機が予想されているのがわかります。世界銀行や国際エネルギー機関、国連などは、世界で電気がない生活を送る人は2020年時点で全人口の1割近い7億3300万人との試算を発表しました。コロナ禍などで電力普及のペースが鈍り、2030年でも6億7千万人に上ると予測しました。24億人が健康や環境に有害な燃料を煮炊きに使っていることも指摘しました。
2020年6月に発表したエネルギー関連報告書によると、電気を使えない人はサハラ砂漠以南のアフリカだけで5億6800万人。インドなどの南アジア、フィリピンなどの東南アジアで多くを占めました。アジアとアフリカではコロナ禍で9千万人が電気を使えない暮らしに逆戻りしました。エネルギーがない生活。電気もガスも水道もない生活。これからは、昔の暮らしに戻っていくようです。どこまでの便利を求めるかは自分で決めないと、消費させられるだけのカモになってしまいます。
今思えば、江戸時代から、開国して明治維新があり産業は飛躍的に発展し日清日露戦争に勝つほどの国力があっても、国民の多数は戦後の高度成長期までずっとつましい暮らしでした。誰もがお腹いっぱいいつでも食べられるようになったのは、日本の歴史が何万年あるか知らないけど、ここ最近50年前からではないでしょうか。江戸時代はもっと貧しく「食生活は今よりかなり落ち、食えない心配があった」と思います。
現代では、「オフグリッド」(電線をほどくという意味)と言っても、ランタン、ロウソク、ラジオもあります。スローライフ、田舎暮らし、自給自足は、「冒険ライフ」と言えるでしょう。ひょっとしたら、自然災害も日本を突然襲うかもしれません。サバイバルライフの訓練としても、マイキャンプは有効に活用できます。数日間、オフグリッドを体験しておくことは、この先に何が起きるかわからない不透明な時代に必要なことかもしれません。
|